2011年01月07日

将来の不安を解消するには、将来の自分の姿を想像するところから始めよう

「これからFPを仕事にします!」と宣言してから、いろんな方と話をしましたが、その中でよく出てくる話が「将来が不安だけど、何をどうしたらいいのか分からない」というもの。

問題が明確だったら話を進めるのも簡単です。たとえば、「マイホームが欲しい」という具体的な夢があるなら、「この収入とこの自己資金ならこれくらいの物件がいいですよ」みたいな具体的な話ができます。

一方の「将来に対する漠然とした不安」というのは多くの人が持っていて、とても扱いが難しいものです。人間というものは正体が分からないものに恐怖を覚えるもので、不安の正体が分からないとさらに不安が増大します。そうして、不安ばかりが大きくなって、何から手を付ければいいのか見当も付かずに立ち尽くすしかなくなってしまう。

もしくは、不安がなかったことにして、意識を別の方向にそらせてしまう。私の場合、こちらのパターンだったかもしれません。頭の隅ではモヤモヤとした不安感みたいなものがありますが、気付かないふりをして日常生活に逃避する。たまに封じ込めておいた不安がひょっこり顔を出しても、酒でも飲んで良い気分になってまぎらわせてしまう。

まだ若い人であったり、安定した収入が保証されている人であれば、将来への不安を放置しても何とかなってしまいます。しかし、大部分の人は不安の正体を明らかにして、早めに対策をとった方が手遅れになるのを防げるだろうし、何よりも不安が軽減されて生活の質は向上します。

4つのポイントを具体的に書き出して、将来の自分の姿をイメージする

では、何からスタートすればいいのか。まずは「将来の自分の姿」を想像するところから始めます。50歳、60歳、70歳の自分の姿を具体的に想像してみましょう。「将来の自分の姿」といっても漠然としているので、具体的に次の4つのポイントを書き出してみると作業がはかどると思います。

  • 誰と一緒に生活しているか。自分一人なのか、子どもや親といっしょなのか、それとも夫婦二人だけなのか。
  • 仕事はどうしているのか。今の仕事を続けているか、別の仕事に移りたいのか、ボランティアに参加するか、それとも引退して悠々自適の生活か。
  • 仕事以外の楽しみは何か。旅行に行きたいとか、山歩きや釣りをしたいとか、絵を描きたいとか、いろいろあるはず。
  • どこに住んでいるか。今の家に住み続けるか、別のところに引っ越すのか。

また、これからの年表を作って、自分の人生に起きること、ぜひやってみたいことを書き込んでいきます。「ライフイベント表」と呼ばれるものですね。たとえば、55歳で子どもが成人して、60歳で定年退職して、61歳のときは海外旅行に行って、63歳で何か資格を取って…というように年表に書き込んでいきます。

あまりきちんと作る必要はありませんが、将来の自分について大まかなイメージを持ちましょう。その上で将来の収入と支出を見積もれば、「自分のデザインした人生設計が果たして実現可能であるのか」を検討することが可能になります。具体的には毎年の収支と貯金残高を一覧にした「キャッシュフロー表」を作成して、経済的にやっていけるかを検証します。

こうした作業のお手伝いをするのがファイナンシャルプランナーの仕事です(http://www.moneylab.jp/service.html)。まあ、キャッシュフロー表の作成くらいは、パソコンがあれば簡単にできる作業なので、機会を改めて作り方を解説したいと思います。



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