2011年01月30日

ライターというお仕事に対する誤解。文章はへたくそでもいいが、締め切りだけはしっかり守る

ライターとして仕事を始めて10年以上、出版業界に入ってからはもうすぐ20年になります。それでも、ファイナンシャルプランナーという新しいジャンルでブログを書くのは大変です。今までとまったく違うジャンルなので、何をどう書けばいいのかまだよく分かりません。でも、ブログを毎日更新することを今年の目標にかかげたので休むわけにはいきません。毎晩、日付が変わる前のぎりぎりに更新しています。

重要なのは締め切りまでに筋道をたてた文章を書くこと

「ライターをやっています」と自己紹介すると「文章を書くのがうまい人」と誤解されますが、ライターの仕事は小説家と違います。うまい文章を書くのが仕事ではなく、読者に求められる情報を限られた文字数で的確にまとめるのが仕事です。あとはテーマにそって情報を集め、それを論理的に組み合わせてストーリーを作る。

雑誌でも書籍でもウェブでも締め切りがあるので、それに遅れるようでは仕事が回ってきません。文章がうまくて締め切りを守れないライターより、ちょっと文章がへたくそでも締め切り通りに原稿を出すライターの方が重宝されます。文章がへたくそなのは編集部がちゃんと直してくれます。一字一句にこだわって時間をかけるより、八割くらいのできでパッと送ってしまった方がいいのです。ただし、表現に難はあっても、論理的で筋道がきちんとたった文章であることは求められます。

語彙が少なく、短い文章の方が価値がある

たぶん日本の国語教育か受験システムに問題があると思うのですが、難しくてわかりにくい文章の方が価値があるように思われているようです。私がライターとして心がけているのは、できる語彙を減らして、誰でも分かるような平易な文章にすることです。難しい漢字を知らない小学生や日本語を勉強中の外国人でも読めるような文章こそ理想です。

実は、語彙を減らして書く方が、難解な文章を書くよりもずっと大変です。さらに雑誌では字数の制限がきわめて厳しいので、言葉を選ぶのにとても気をつかいます。雑誌はたいてい「1ページいくら」で原稿料が決まります。「だったら字数が少ない雑誌の方がオトクだよね」と思われるかもしれませんが、かえって字数が少ない方が苦労は多いのです。ウェブは字数が決まっていないので、自由に書ける分だけ楽ですね。

近ごろ池上彰さんがブームになっていて、難しいことを分かりやすく伝えることの重要さが理解され始めているような気がします。ライターの仕事もまさに同じです。複雑なことを難しく書くのは誰でもできるわけで、それを解きほぐして多くの人が分かる形にまとめるのがライターの仕事です。

重要なのは「伝えたい」という熱意

分かりやすい文章を書くのは、けっして才能のようなものではなく、誰でも練習で身につけられるものだと確信しています。私も小学校の時は作文が大嫌いで、作文の宿題が出たときは400字のマスを埋めるのが苦痛でした。国語は不得意で、算数や理科の方が好きでした。そんな私が今やプロのライターとして生活できているのですから。むしろ重要なのは、「みんなにメッセージを伝えたい」という熱意だと思います。

ファイナンシャルプランナーとしてブログを書き始めてから、ちょうど一ヶ月がたちました。まだ私にはこのジャンルの経験が不足しているようで、何をどう書けばいいのか試行錯誤の毎日です。これからもブログを毎日更新していきますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。



at 23:12│Comments(0)TrackBack(0)雑記 
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