2011年01月31日

糖尿病をするとどれくらいの治療費がかかる? 負担に耐えられずに治療をやめてしまう人も

今週の週刊東洋経済の特集は「糖尿病」でした。40ページ以上の大特集です。糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本となります。食べられるものが大きく制限され、それが大きなストレスになることも多いようです。また、食事と運動で改善しないときは薬物療法にたよることになります。まずはクスリですが、それでもコントロールできないときはインスリン注射を定期的に打つしかない。

東洋経済の記事では、治療に要する費用についても紹介されていました。2つのケースが紹介されていて、ケース1は治療費の自己負担が月4531円、ケース2は1万3004円。大したことないように思えますが、この治療はずっと継続する必要があります。途中でやめるわけにはいきません。さらにこの数字は治療費だけであり、この他に仕事を休んだりする機会損失も考える必要があります。

また、糖尿病は往々にして合併症を引き起こすため、次第に治療費が増えていくことも多いようです。腎不全や視力障害、動脈硬化などいずれも危険な合併症ばかり。糖尿病患者は認知症になる危険度が4倍以上になるという数字もあります。

糖尿病に対する新薬も登場しているようです。ところが、新薬は値段が高く、経済的な理由から使用できないかもしれません。実際に経済的な理由から糖尿病の治療を中断する患者が少なくないといいます。治療をやめるところまでは行かなくても、通院の回数を減らす人も多いらしい。日本福祉大学教授の近藤克則氏によれば「所得段階別に見た場合、死亡率で2~3倍の格差が見られた」とのことです。

糖尿病に限らず、高血圧や高脂血症などの生活習慣病は生活の質を下げるだけでなく、経済的にも大きな負担となります。生活習慣病の多くは、初期は自覚症状がないために病気の進行を見落としがち。また、病気であることが分かっても、症状が軽いので放置してしまう人も多いようです。

もっとも望ましいのは若いころから予防につとめること。そして、もし健康診断で異常が発見されたら、早いうちから積極的に治療を受けることですね。糖尿病も早期に治療を始めれば症状の進行を止められます。結果として生活の質を落とさずにすむし、経済的な負担も軽くなるはずです。

週刊 東洋経済 2011年 2/5号 [雑誌] 週刊 東洋経済 2011年 2/5号 [雑誌]

東洋経済新報社 2011-01-31
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