2011年02月08日

ネットに出まわる怪しげな医療情報にまどわされるな!

日本人男性の場合、2人に1人は一生のうちに一度はガンと診断されるという数字があります。そして、3人に1人はガンで亡くなります。しかし、ガンは「不治の病」というイメージがあって、ガンと告知されると病院の治療だけでなく、「他にももっといい治療があるんじゃないか」と探し回る方が多いようです。

私も身内がガンと診断されて、図書館でガンの本をいっぱい借りてきたり、ネットでガンの情報を集めたりしました。でも、ガンにまつわる情報はまさに「玉石混淆」でした。特にネットでは、どこの誰が書いたのか分からないようないい加減な情報が多く、しかもよく見るとフコイダンとかアガリクスとか効果が不明なものを販売するサイトにリンクされています。ガンを直したいとワラにもすがる気持ちを悪用して商売をしているんじゃないかと疑いたくなりますね。

ネット上の医療情報を利用するときに留意したいことをまとめたページを見つけました(http://www.jima.or.jp/userguide1.html)。その見出しだけをまとめてみると…

  1. 情報提供の主体が明確なサイトの情報を利用する
  2. 営利性のない情報を利用する
  3. 客観的な裏付けがある科学的な情報を利用する
  4. 公共の医療機関、公的研究機関により提供される医療情報を主に利用する
  5. 常に新しい情報を利用する
  6. 複数の情報源を比較検討する
  7. 情報の利用は自己責任が原則
  8. 疑問があれば、専門家のアドバイスを求める
  9. 情報利用の結果を冷静に評価する
  10. トラブルに遭った時は、専門家に相談する

上記サイトでは各項目についてもっと詳しく説明があるので、ぜひご覧ください。くれぐれもネット上のあやふやな情報に振り回されて、道を誤らないように注意したいものです。

ガンの場合、まず最初に参照したいのが、日本癌治療学会の「がん診療ガイドライン」です(http://www.jsco-cpg.jp/)。どんな医者もこのガイドラインを参考にしているはず。医者向けの情報なのでちょっと難しいですが、ここで示されている治療法を出発点として考えていくのがいいと思います。ネットの情報に限らず、人にすすめられた治療法についても、ガイドラインで標準とされた治療と比較して、どういうメリットとデメリットがあるのかを列挙していけば比較的正確に判断ができるように思います。



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