2011年02月09日

医療保険不要論。保険料を貯金に回すなら、その分は別に積み立てておく

「医療保険は不要だ!」という考え方があります。

日本は公的な健康保険が充実していて、医療費の自己負担は3割(高齢者だと1割のことも)。さらに高額医療費制度があって、たとえ何百万円もの医療費がかかったとしても、実際に負担する額は最大でも月10万円前後。所得や年齢によって違ってくるので、詳しくは社会保険庁のこちらのページを見てください(http://www.sia.go.jp/seido/iryo/kyufu/kyufu06.htm)。

また、民間の医療保険の内容をじっくり見てみると、ほとんどは入院したときしか保険金が支払われません。保険金は1日あたり5000円とか10000円と決まっていますが、支払われる日数は60日とか120日と上限があります。他にもいろんな条件が付いているので、生活に余裕がある人なら「民間の医療保険に入るより、その分だけ貯金しておいた方がいい」と考えることもできます。

これが医療保険不要論なのですが、実際のところ、そう割り切れるものなのか。元気なときはそういう計算が成り立つかもしれないけれど、大きな病気で出費がかさみそうなときは「やっぱり医療保険に入っておけばよかった」と後悔するかもしれません。

たとえば、ガンになって治療に1カ月の入院が必要になったとします。特別な治療を受けない限り、負担すべき医療費は月10万円くらいですが、それ以外にもけっこう費用がかかったりします。差額ベッド代が発生することもあるし、病院が離れたところにあれば家族が見舞いにいくときの交通費が無視できない額になります。なんだかんだと数十万円という額になってしまいます。

もちろん貯金がある家庭なら十分に支払える額かもしれませんが、ガンの場合は治療がいつまで続くか分からない。もしかしたら、これから何年も闘病生活が続くかもしれません。そうなると、「個室に移りたいけどあきらめよう」「ヘルパーを頼みたいけどあきらめよう」みたいな無理が出てくる可能性があります。貯蓄を取り崩すのって意外に大きなパワーがいるんですよね。そんなときでも、もし医療保険に入っていたら、保険金は思いがけないボーナスみたいなもので、気兼ねすることなく使ってしまえます。

医療保険はいらないと割り切って貯蓄に回すのもいいと思いますが、その場合は前もって「これは万が一のときに医療費に回す分」と別枠にしておいた方が良さそうです。実際に別に積み立てなくてもかまわないので、「貯金の中でいくらまでは無条件に医療費として使う」と決めておくのです。



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この記事へのコメント

1. Posted by ばしくし   2013年10月05日 02:46
ガンの入院が一ヶ月とか、見積もり甘すぎ。あまりに非現実的。

ガンと診断されて、入院を要する状態なんつったら

死ぬまで入院ですよ。何年かかるか分からないけど。

少なくとも、ガン患者が1ヶ月で退院できる訳ありませんがな。


まあ、ガンが発覚した場合には、医者にかからず自宅療養するのが1番なんですけどね。
抗ガン剤という猛毒の投与なんて、本質的に見れば医療行為ではなくて殺人行為ですし。


仮に、今30歳として、60歳まで30年間毎月5万円の保険料を払ったなら
支払額は12ヶ月×5万円×30年=1800万円

で、何かが起きた際の実際の保険金の受取額は、1800万円をオーバーするんでしょうか?ということ。

保険の受領総額なんて、高々1000万にも満たないのが実情でしょう。

それなら、銀行預金なりタンス預金なり、株やらFXに先物・不動産なんかで資産として保有しておく方が、確実。
my資産なら、1800万の資産の中から1000万を出せばよいだけの話。800万円は手元に残りますな。
保険の場合は、この800万円分は気泡と化すけど。アホですよね。


3.11で、家やらなんやらあらゆる財産を失っても、一銭も保険金は支払われなかったどころか
逆に保険料の支払えと言われたような被災者もいるわけで。

生損保問わず、今時の保険会社なんてどこもそんなもんですよ。

アホらし。

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