2011年02月14日

自営業なら確定拠出年金で積み立て投資を始めよう。税金がびっくりするほど安くなる

昨日は「半値になっても儲かる「つみたて投資」」の著者である星野泰平さんの勉強会に参加しました。積み立て投資は株価が下落しても損失を最小限に押さえられるどころか、値動きによっては利益が上がることも。ストレスなく続けられるのが最大のメリットです。

積み立て投資を始める方法としてネット証券が紹介されますが、自営業などフリーの立場で働いている方は、まず「確定拠出年金」を利用することをおすすめします。確定拠出年金は2001年にスタートした制度です。専用の口座をあらかじめ作成しておき、毎月の掛金で投資信託などの金融商品を買って積み立てていきます。現役の間は積み立てるだけで引き出しはできず、老後(原則として60歳)になってから年金として受給できます。

私も会社員ではないので確定拠出年金を利用していますが、「掛け金が所得控除されるので税金が安くなる」「売買益に税金がかからないので長期ではパフォーマンスが良くなる」というメリットがあります。いわゆる積み立て投資なのですが、60歳までは引き出せないことと引き替えに税制上で優遇されているのです。

老後のために積み立てをしたいという人には最適であり、使わない手はありません。最初に確定拠出年金で限度いっぱいまで積み立てを行い、それでも追加で積み立てができる余裕があるなら証券会社などに口座を作って積み立てを始めるといいでしょう。ただし、会社員で勤務先が企業年金を用意している場合いなどはこの制度を使うことはできません。

どれくらいのメリットがあるのか? かりに月5万円ずつ年間60万円の掛金を支払うとします。従来の課税所得が500万円だった場合、確定拠出年金に加入することで課税所得が440万円に減ります。所得税と住民税を合わせると、だいたい18万円くらいは税金が安くなるはずです(さらに自治体によっては国民健康保険の保険料が安くなることもあります)。別の見方をすれば、42万円(60万円から軽減された税金を引く)の出費で60万円分の金融商品を買えるわけです。

また、運用期間中に金融商品を移し換えしても税金がかかりません。普通に証券会社に口座を設けていると、そこでの売り買いで発生した利益には原則として20%の税金がかかります。「10万円が20万円に増えた!」と思っても、税金が引かれるので18万円しか手元に残りません。「老後のために買っておいた投資信託が値上がりしたので、これを売って銀行に入れておこう」というときも同じであり、運用益に対して税金がかかります。

しかし、確定拠出年金では、値上がりした投資信託を売って定期預金に預け替えたとしても税金はかかりません。また、投資信託では分配金が出ることがありますが、この分配金にも税金がかかりません。20~30年という長期にわたって確定拠出年金を続けると、税金がないぶんだけ運用成績が向上します。

自営業者の方なら、ぜひ確定拠出年金から積み立てを始めるといいと思います。さらに小規模企業共済や国民年金機器などの制度も賢く使いたいものです。

半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書) 半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書)
星野 泰平

講談社 2010-12-20
売り上げランキング : 1764

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。