2011年03月03日

自営業やフリーランスなら青色申告に切り替えるだで税金が数十万円も安くなる

自営業やフリーランスの節税テクニックとして、「確定拠出年金や小規模企業共済を使う方法」(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51631329.html)、「平均課税を使う方法」(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51631559.html)を紹介しました。

もうひとつ実行したいのが、税金の申告で「青色申告」を選択することです。あらかじめ税務署に青色申告を選択するという届け出を出しておき、そのルールにのっとって帳簿を付けたり、申告書類を作成します。それだけで年間数十万円の税金が安くなる可能性があります。すこし手間は増えるかもしれませんが、それだけの価値は十分にあるはず。

青色申告のメリットとして注目したいのは次の2つ。

  1. 65万円の控除がある。つまり、課税対象となる所得が65万円も減るということです。課税所得が500万円だったときは青色申告に切り替えることで、税金が19万5000円も安くなります(所得税率20%、住民税率10%)。
  2. 家族に支払った給与が経費として認められる。家族に仕事を手伝ってもらって給料を払うようにすれば税金が安くなります。月10万円、年120万円の給料を支払ったとすれば、課税対象が120万円も減ると言うこと。税金は36万円も安くなります。ただし、家族にいっぱい給料を払うと、今度は家族が税金を払わなければならなくなることもあります。

他にも、「30万円以下の買い物であれば、単年度でまとめて経費として認められる」「もし赤字が出たときは翌年に持ち越せる(つまり翌年の所得が減って、翌年の税金が安くなる)」といったメリットもあります。

青色申告では、複式簿記のルールに基づいて帳簿を付ける必要があります。「会計ソフトを使えば複式簿記の知識がなくても申告書類ができる」と言われます。確かにまったく知識がなくてもできるかもしれませんが、やはり最低限の知識は持っておきたいものです。日本商工会議所が実施している簿記検定3級(http://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/)くらいの知識がほしいところ。

簿記の入門書を一冊読んで、簿記検定の問題集で帳簿の付け方を練習することをおすすめします。資格自体にあまり意味はありませんが、簿記3級に合格するくらいの勢いで勉強すれば自営業やフリーランスを続けていく上でけっして損はないと思います。私は簿記検定3級をとってから、帳簿を付ける意味とか申告の内容がとてもよく理解できるようになりました。

もっと税金を減らすためには個人事業者では限界があるため、法人化を目指さなければなりません。一人で仕事をしている場合でも、自分の会社を作ってそこから給料をもらうことにすれば税金がぐんと安くなります。そのときも簿記の知識は必須です。すべてを税理士にまかせることもできますが、そうなると節税分が税理士への支払いでふっとんでしまうことも。

かりに年間30万円の税金を安くできれば、10年間で300万、20年なら600万円です。うまく資産運用をできればもっとも額は大きくなります。自営業は厚生年金や企業年金がないので老後の生活設計が大変ですが、節税分を積み立てることで老後の資金作りが大きく進むはずです。

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