2011年03月25日

計画停電をUPSではなく自動車用バッテリーで乗り切る。容量が大きいので利用できる機器も増える

先日、UPS(無停電電源装置)で停電時の通信手段を確保することを紹介しました(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51681738.html)。しかし、UPSに内蔵されている鉛蓄電池は容量が小さい。自動車用のバッテリーを使えば、もっと出力も大きいし、長時間の停電にも耐えられるんじゃないか。そう考えて調べてみました。

私が持っているUPSはオムロンの「BX50XF」であり、内蔵電池は12Vで容量が7.2Ahでした。一方、自動車用のバッテリで容量が大きなものを探すと、パナソニックのcaos(N-135D31R/C4)は74Ahです(http://panasonic.jp/car/battery/caos/)。なんと10倍もの容量を持っていますね。そのかわりに電池の重さは21.6キログラムもあります。

バッテリだけがあってもダメで、充電器やインバータ(直流を100V交流に変換する機器)も必要になります。バッテリ本体が2万円くらい、充電器とインバータがそれぞれ1万円くらいでしょうか。すべて合わせるとUPSよりも高くなりますが、停電時にテレビを見たり、レコーダーで録画したりもできそうです。

ただし、運用はちょっと面倒かもしれません。UPSだったら停電になると自動的に給電を始めるし、復旧すれば電池を勝手に充電してくれます。自動車のバッテリを使うときはすべて手動でやらなければなりません。

バッテリーは容量が大きく、メンテナンス性がいいものを選ぶ

鉛蓄電池は容量いっぱいまで使い切ると劣化します。充電できる乾電池(ニッケル水素電池)だと継ぎ足し充電によって容量が減りますし、パソコンの内蔵電池(リチウムイオン電池)は満充電の状態が続くと劣化します。方式によって注意点が違うのです。UPSや自動車に使われている鉛蓄電池は、使い切ることなく、常にいっぱいに充電した状態にしておくのが長持ちのコツです。

ですから、UPSを計画停電に使う場合、容量いっぱいまで使い切ると寿命が大きく縮まってしまう可能性があります。つなぐ機器は少なめにして、停電が終わったときも容量をある程度残しておくようにすべきです。バッテリ切れ警告が出たら、すぐに使用をやめた方がいいかもしれません。

一方、自動車のバッテリは容量が大きいので、短時間の停電であれば容量を残しておけそうです。自動車向けにも容量がいろいろありますが、なるべく大きな容量のバッテリを選ぶといいんじゃないでしょうか。また、バッテリ液の補充が必要なものが多いんですけど、最近は補充を不要としたものも増えてきています。なるべく手間はかけたくないので、バッテリを選ぶときはメンテナンス性についても注目したいところです。

こんなことを書いていながら、実は私は自動車を持っていないし、バッテリも持っていません。すみません。でも、災害に備えて自分も買うつもりなので、モノが入手できたら改めてレポートしたいと思っています。

(追記:2011年3月26日)
繰り返し充電の用途では自動車用バッテリは不適です。ディープサイクルバッテリであれば空になるまで使っても劣化しにくいため、災害への備えとして使うのに適しています。こちらのページに情報を追加しましたのでごらんください(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51695835.html)。

(追記:2011年3月31日)
実際にどこまでUPSの電源が持つかを実験しました。UPSでも3時間くらいは通信を維持できます。こちらのページもご参照ください(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51701686.html)。

 

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