2011年04月05日

震度7を記録した新潟中越地震で人的な被害が意外にも少なかった理由

先日も紹介した「間違いだらけの地震対策」という本。この中に「なぜ新潟県中越地震の被害が少なかったのか」という話が出てきます。2004年に発生した新潟県中越地震は、阪神淡路大震災と同じように震度7を記録した地域がありました。しかし、死傷者の数は圧倒的に少なかったのです。

このニュースを最初に見たときは、「関西にくらべて新潟は人口が少ないからだ」と単純に思っていました。しかし、「間違いだけらけの地震対策」によると、新潟県の住宅はもとも雪国仕様でできていて構造が頑丈だったので、倒壊した家屋が少なく、それに巻き込まれた死傷者が少ないという分析です。

また、地震後に発生する火災についても、火災の多くは倒壊した家屋から火が出ているらしいです。もともと新潟県中越地震では倒壊した住宅がすくなく、火災による被害も少なかったと見られています。

そうなると地震対策でもっとも重要なのは、地震で壊れない丈夫な家に住むということです。建築基準法では1981年(昭和56年)に木造家屋に対する基準を大幅に強化し、基礎には鉄筋が必須になりましたし、筋交いの量もきちんと決められました。1981年よりも前に立った住宅だと地震で倒壊する可能性が高いらしい。

自治体によっては耐震診断や補強工事に補助を出しています。私が住んでいる豊島区では、古い住宅の場合、耐震診断にかかった費用のうち3分の2(上限10万円)が補助されます(他の自治体でも多くが同様の支援制度を設けているはず)。妻の実家が築40年を超える一戸建てであり、この制度で診断を受けて、リフォームすることにしました。いくら水や食料を備蓄したり、もしものためにお金を貯蓄をしていても、地震で家が壊れて大ケガをしたのでは意味がありませんよね。

我が家は2005年に建ったので、地震の揺れで直接破壊されることはないんだろうなと思っています。その代わり家具や電化製品をしっかり固定しようと考えています。

間違いだらけの地震対策
間違いだらけの地震対策

目黒 公郎

旬報社 2007-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。