地震で家が傾いたとき、どれくらいの傾きで保険金がでるのか? 明らかに傾いても補償されないこともある電力会社の使用量照会サービスを使って、節電の戦略をたてる。やっぱりエアコンがいちばんの電気食い

2011年04月11日

資産運用の最重要キーワードはやはり「分散」であることを地震で痛感した

大震災から一カ月がたちました。とても長い一カ月でした。

地震が起きた瞬間はセミナー(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51633928.html)の資料を作っていました。老後に向けた資産運用の方法ということで、「分散投資」をおすすめするデータを集めていたのです。そのとき、特定の金融商品に資金を振り向けるのは危険だという説明のために、ブルームバーグのサイトで下のようなグラフを作りました(http://www.bloomberg.co.jp/tools/)。

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黄色の線が「トヨタ自動車」、緑が「王将フードサービス」、そしてオレンジが「東京電力」です。なるべく値動きが違う会社の株を集めようとしました。東京電力を入れたのは景気の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄の代表としてです。

今日の時点で同じグラフを作ってみると、こんなかんじになります。ご存じの通り、事故の影響で東京電力の株は暴落して、震災前の10分の1くらいになってしまいました。最初の意図とはまったく違いますが、資産運用で個別の株に投資することの危険性を示す上では最適な材料かもしれません。

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個人の投資家でも東京電力の株を持っていた人は多いと思います。配当は高いし、安定していると言われていましたから。

結論は、特定の会社の株を買うのはリスクが高い。しかし、個人がいくつもの会社の株を買うのは無理なので、投資信託を使った方が安全。さらに日本株の投資信託だけでなく、外国株や債券の投資信託も加えることでリスクはさらに軽減されます。

個別株をすべて否定はしません。財務データを分析するのってけっこう面白いですし、会社によっては株主優待の魅力です。でも、資産運用のメインは投資信託を用い、個別株は趣味として資産の一部でやることをおすすめしたいです。



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