2011年04月15日

ディープサイクルバッテリで災害や計画停電を乗り切る。3日は電気なしでも乗り切れる?

以前に計画停電に備えるための蓄電池について紹介しましたが、ようやくすべての機器がそろいました(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51695835.html)。写真の左上がディープサイクルバッテリ「M27MF」、右上が専用充電器「AD-0002」、下がDC-ACインバータ「CD-300」です。バッテリは20キロ以上もあるので、運ぶときは注意しないと腰を痛めます。

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バッテリ ACDelco M27MF 11,980円
専用充電器 ACDelco AD-0002 16,931円
インバータ meltec CD-300 4,400円

4月8日に東京電力は計画停電の打ち切りを発表しました。しかし、夏にかけて電力消費が増えてくると再度実施される可能性もありますし、意図しない停電が発生することも考えられます。将来的には別の災害によって電気の供給が止まるかもしれません。そうした事態への対策はやはり欠かせません。

ヤマダ電機では4月15日から家庭用の蓄電池を発売するようです(http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20110414_439583.html)。大容量のリチウムバッテリを内蔵して、容量が小さな「EP-1000」(1000Wh)だと500Lの家庭用冷蔵庫を5時間冷却できるといいます。しかし、その価格は約87万円という実に高価なもので、とても手を出せる価格ではありません(容量が2500Whの「EP-2500」は189万円!)。

容量だけ見ればディープサイクルバッテリ「M27MF」も見劣りはしません。M27MFのカタログスペックは「105Ah 12V」ですから、単純にかけ算すると「1260Wh」です。しかも、4万円以下でバッテリから充電器、インバータのセットが手に入ります。容量が足りなければバッテリだけ買い足すのも簡単です。

ただし、使い方は限られると思います。私が購入したインバータだと冷蔵庫を動かすには力不足です。停電時に家庭内のすべての電力を蓄電池でカバーするのは絶対に無理なので、蓄電池は「災害時に最初の3日間をなんとか乗り切る」ことを目標にしました。用途としては通信手段と最低限の照明の確保です。次の機器を動かすことを想定しています。

  • ルーター(ONUも含む)
  • コードレス電話
  • 小型の液晶テレビ
  • ノートパソコン
  • 携帯電話の充電
  • LEDデスクライト

すべて合わせても消費電力は50Wくらい。また、液晶テレビやノートパソコンはずっと付けっぱなしにするわけではないので、通信の維持だけなら10~15Wで行けるはずです。一度、実際にバッテリが空になるまでテストしてみたいと思っています。もし1台で足りないならバッテリを追加することも考えた方がいいかもしれません。

バッテリとインバータをクリップでつなぐだけ

バッテリとインバータと言っても、私も実物を見るまでよく分からなかったので、使っているところの写真もお見せします。まずはバッテリの端子にインバータのクリップをつなぎます。先に赤いクリップをプラス端子につなぎ、次に黒いクリップをマイナス端子につなぎます。

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準備はこれで完了です。インバータのコンセントに電気製品を入れて、インバータの電源をオンにします。これで電気製品を使えるようになりました。写真では10型の液晶テレビをつないでいます。写真はとっていませんが、32型の液晶テレビ(消費電力は50Wくらい)もつないでみました。1時間以上テレビを見ていましたが、バッテリもインバータも余裕たっぷりです。

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CD-300には2つのコンセントが備わっていますが、もっとたくさんの機器をつなぐには分岐コードを用意しておきましょう。CD-300の説明書によると、消費電力が100Wを超えると冷却ファンが回り出すとありましたが、それに満たなくても冷却ファンが回ります。

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バッテリはかならず満充電の状態で保管します。今回もテストが終わったら、すぐに専用充電器で満タンにしておきました。充電器にも赤と黒の2つのクリップが付いていて、それをバッテリの端子につなぎます。充電器には充電の電流の強さを設定するスイッチが付いていますが、メーカーによると6Ahで充電するのがおすすめで、急ぎの場合は10Ahでもかまわないということです。

安いインバータに扇風機をつなぐと壊れる?

今回、入手に時間がかかったのがDC-ACインバータです。注文してから入荷まで1カ月近く待たされました。本当は容量が大きなCD-500の方がよかったんですが、そちらはもっと時間がかかりそうなのでとりあえずCD-300で妥協しました。

CD-300の出力は300Wです。しかし、電気製品の中には起動時に大きな電力を必要とするものもあるし、長時間使い続けると機器に負担がかかって故障する可能性もあるので、接続する機器はせいぜい数十Wにとどめておいた方がいいと思います。

しかし、最大の問題はCD-300で動かせない機器もあるところ。説明書によるとモーターを用いる機器には使うなと書いてあります。これはCD-300の出力が矩形波であるため。ネットで調べてみたところ、矩形波のインバータに扇風機をつないだら故障したという事例もあるようです(http://jr1wzi.blog.so-net.ne.jp/2011-03-27)。また、自作パソコンで使われるPFC電源も矩形波と相性が悪く、電源が入らないこともあります。

正弦波の出力ができるインバータを買えば、夏場は扇風機をまわすためにも使えますが、正弦波を出せる製品は値段がかなり高い。ちなみにヤマダ電機が発売するリチウムバッテリの蓄電池は正弦波を出すので、扇風機や冷蔵庫をつないでも問題はありません(その代わりに値段がすごく高い)。

お金さえかければ何でも解決できますが、優先度の高いところから順にお金を使うべきだと思います。正弦波のインバータ(値段は1万円以上高い)を買うくらいなら、私はバッテリをもう一台追加する方がいいんじゃないかと考えています。あとインバータのヒューズも用意しておかないと。

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