2011年04月16日

ドロドロ血液とコレステロール値の高さは関係ない。血液をサラサラにするには何が必要か?

サラサラ血液とドロドロ血液という言葉があります。テレビで下のような写真を見たことがありますよね。ドロドロだと血液がうまく流れなくていろんな障害が起きるので、サラサラ血液になるように努力しましょう、みたいな話です。

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この話はしばしば怪しげな健康食品の宣伝に使われてきたので、私はサラサラ・ドロドロも根拠がない怪しげな話だと思っていました。ドロドロなのは体内の水分が不足しているだけで、ちょっと水を飲めばすぐにサラサラになるんだろうと考えていました。

しかし、「血液をサラサラにする生活術」という本を読んで、それが誤解だと言うことを知りました。この本の著者は、MC-FANという血流の測定器の開発者です。上の写真もMC-FANを用いて撮ったものであり、今では医療機関でもMC-FANが広く用いられているようです。

ドロドロ血液というと脂質のとりすぎでコレステロール値が高い血液というイメージがありますが、開発者によるとコレステロール値と血液のドロドロの度合いは関係ないと言います。コレステロール値が低くてもドロドロの人もいるし、反対にコレステロール値が高くてもサラサラの人がいる。

では、ドロドロになる原因が何かと言うと、赤血球や白血球、血小板などの性質によるとのことです。体の末端に血液を送る毛細血管は平均6マイクロメートルという細さですが、赤血球の大きさは約8マイクロメートルもある。では、どうして赤血球が毛細血管の中を流れるかといえば、赤血球が血管に合わせて形を変えるそうです。赤血球が形を変える能力が低いとドロドロ血液となります。他にも白血球のくっつきやすさや血小板の固まりやすさによってドロドロ具合は決まってくるようです。

この本で驚いたのが次の一節です。「有形成分の割合でいえば、血液の濃さは、コンデンスミルクの濃さと同程度である。物理学出身者の私の目には、血液がなぜ通常の液体のようにサラサラ流れるのか本当に不思議である。」

本書の後半では「血液をサラサラにする生活術」ということで、血液を健康にするための食材や生活習慣について照会されています。たとえば、タマネギは血液をサラサラにするけれど生で食べないと効果がないとか、黒豆はサラサラ効果があってその煮汁はもっと効果が高いとか、自分の生活にも取り入れたい具体的な情報がいっぱい。

しかし、ドロドロ血液がすべての病気の原因になっているような書き方はちょっと強引な気が。高血圧や動脈硬化の原因になるというのはそれらしく聞こえますが、肩こりや肌荒れ、抜け毛、不眠まで何でもかんでも血液のせいにするのはどうなのかなあと思います。

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この記事へのコメント

1. Posted by アミノ酸で若返り◆吉野ゆう   2012年02月11日 18:38
こんにちは、吉野と言います。

すごく興味深そうな本ですね。

最近血液の状態が妙に気になってたので。。。

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