2011年07月04日

【大人の社会科見学 第1弾】東京証券取引所(東証アローズ)

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先週のことですが、東京証券取引所(東証アローズ)を見学してきました。よくニュースで出てくる株価の電光掲示板がクルクルと回っているところです。昔は立会場で証券マンが手振りで売り買いをしていましたが、1999年にはすべてコンピュータ取り引きに移行してしまいました。そういうわけで東京証券取引所に見学に行ったところで、取り引きの現場が見られるわけではありません。

かつての立会場は「東証アローズ」として東京証券所の広報スペースとなっていて、マスコミのブースがあったり、セミナーや会社説明会が行われたり、東証に新規上場した会社があったときはイベントが行われたりします。私たちが見学できるのもこのスペースです。見学は無料で予約不要です。ただし、入館するときにセキュリティチェックがありますし、中はけっこう広いので、あまり荷物を持たずに身軽な格好で行くことをおすすめします。

中に入ってエスカレーターを上がると、おなじみの電光掲示板が見られます。正直なところ、見どころはここくらいです。いつもテレビで見ている光景を実際に見られるという満足感が得られるだけです。3分も見ているとうんざりしてきます。

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旧立会場を上から見下ろすように一周できるようになっていて、その壁面に東証の役割とか歴史の解説が掲げられています。株が本当に好きな人にとっては当たり前の情報であり、株にたいして興味がない人にとっては面白くもクソもない情報です。どちらにしてもあまり意味があるとは思えません。

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電光掲示板の下にはコンピュータが並んでいて、画面を見ながら何か作業をしています。ここは「マーケットセンター」と呼ばれます。中で働いているのは東証の職員であり、取り引きの監視をしているとのこと。4つのエリアに分かれていて、それぞれ分担するジャンルが違うみたいです。なんだか動物園のオリの中で働かされているようで、中の人は気持ち悪くないのでしょうか。僕はこんなところでみんなに見られながら働くのはイヤです。

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それにしても静かです。平日の昼間ということもあって、見学に来ている人がとても少ない。まさにしーんと静まりかえっています。ここでかつて手振りの取り引きが活発に行われていたことが想像できません。

ガッカリ感がいっぱいの東京証券取引所でしたが、「証券史料ホール」というのが併設されています。こっちは株にある程度の興味を持っている人なら楽しめると思いますよ。明治以降を4つの時期に区分して、株式取引の歴史を振り返るというもの。さまざまな史料が展示されていて、たとえば日本で初めて発行された株券なども見られます。

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今では株が完全に電子化されてしまい、株がマネーゲームのように思われがちですが、実際に古い株券を見ていると「全体の出資額がいくらで、この株券はその中のいくらで配当をどれだけ支払う」みたいなことが書いてあるんですね。株とはそもそも何なのかを考え直すには良い材料だと思います。

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さて、この東京証券取引所ですが、7月から9月末まで節電のために見学を中止しています。例の電光掲示板も消灯して、暗がりの中でマーケットセンターの部分だけが明るく輝いている状態です。とても怪しげですね。

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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110701/eca1107010501000-n1.htm

名称 東京証券取引所(東証アローズ)
URL http://www.tse.or.jp/about/arrows/visit.html
費用 無料
見学時間 9:00~16:30(土日祝祭日、年末年始を除く)
住所 〒103-8224 東京都中央区日本橋兜町2番1号
アクセス 東西線 茅場町駅 徒歩5分/日比谷線 茅場町駅 徒歩7分

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