2011年07月05日

【大人の社会科見学 第2弾】日本銀行 本館地下金庫

前回紹介した東京証券取引所は経済(特に株)に興味がある人しか楽しめないマニアックなスポットでしたが、今回の日本銀行は誰でも楽しめる観光名所です。日本銀行は皆さんもご存じの通り、お札(一万円札とか千円札とか)を発行しているところです。お札を出しているのは政府だと思われている方が多いかもしれませんが、世の中にどれだけお金を供給するかは政府から独立した日本銀行が決めています。

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東京の日本橋にある日本銀行で見学できるのは、重要文化財に指定されている本館です。明治29年(1896年)に建てられたという歴史のある建物です。最大の見どころは本館の地下金庫でしょう。なんと金庫の中まで入ってみることができます。

日本銀行の見学は無料ですが、1週間以上前に電話で予約しておく必要があります。電話をかけて名前や住所、人数を伝えると、案内状が郵送されてきます。当日はこの案内状が入場券代わりになります。さらに当日は身分証明書も持って行かなければなりません。おそらくセキュリティのために案内状を郵送することで住所を確認しているのでしょう。

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当日は時間厳守なので、ちょっと早めに行くといいでしょう。待合室の中にはミニ売店もあるので、おみやげを買っておきます。お札せんべいとかお札タオルみたいなユニークな品がいっぱいです。気になったアイテムは古くなって裁断したお札を軸に詰めたボールペン。でも、よく見ると青っぽいお札が詰まってますね。どうせなら一万円札の切れ端を詰めてくれればいいのに。

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待合室に集まったのは30人くらいでしょうか。受け付けと身分証明書のチェックが終わると、いよいよ本館の中に入っていきます。本館の入り口には金属探知機がセットされていて、ハサミやナイフなどは持ち込みができません。見学ではけっこう歩くことになるので、荷物はあらかじめ待合室のロッカー(無料)に預けておくといいです。残念ながら本館の中は撮影禁止なので、ここから下は写真がありません。

本館で最初に通されるのはセミナー室みたいなところ。ここで最初に20分くらいの広報ビデオ「日本銀行の役割」を見せられます。日本銀行の役割をかみくだいて説明してくれるものですが、案内役として出演している星野真里さんが萌え萌えです。けっこう気合いが入ったビデオですよ。ちなみに日本銀行のサイトで同じものが見られます(http://www.boj.or.jp/announcements/education/thisisboj.htm/)。

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ビデオが終わると15~20人くらいの2つのグループに分けられて、本館の中の探検が始まります。本館はけっして広くないので、グループごとに回る順番を変えているようです。私のグループはまず上のフロアに移動して、日本銀行の建物の歴史についてレクチャーを受けました。建築に興味がある人ならすごく楽しい時間でしょうが、私は正直なところ、「古ぼけた建物」くらいの印象しか受けませんでした。猫に小判、豚に真珠といったところです。

本館の上のフロアを一回りすると一階に下りてきて、次は地下金庫に向かうエレベーターに乗り込みます。見学のグループが全員乗ってもまだまだ余裕がある巨大なエレベーターです。地下金庫に荷物を運び入れるために大きなエレベーターが設置されたとの説明ですが、荷物って要するに札束ですよね。いったいどれだけの札束をこのエレベーターで運んだことやら。そう考えるだけでワクワクしてきます。

いよいよ地下金庫とご対面ですが、現在は本館の地下金庫は使われていません。平成何年か忘れましたが、つい最近まで使われていたらしいです。よく映画なんかで銀行の巨大な鉄トビラが出てきますが、その実物をすぐ目の前に見ることができます。日銀本店の地下金庫のトビラは、厚さ90センチで主さ25トンという超巨大なもの。でも、見るだけです。触ろうとしたら怒られました。金属トビラに触ると錆びるらしく、錆止めでアブラが塗ってあるらしいです。

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そのトビラをくぐって中を見ることもできます。中はいくつかの部屋に分かれていますが、小学校の教室より二回りくらいは大きい部屋です。左側の部屋には札束が積まれている他、硬貨の入った布袋や金塊が入った箱が並んでいます。本物ではなく、見学用のレプリカなのがちょっと残念。部屋の半分くらいを占めるのが札束の山ですが、それを全部合わせると1000億円になるとの説明です。「これだけ大量のお札でも1000億円にしかならないのか。ビルゲイツは3兆円以上の資産を持っているということは、この30倍のお札をもっているということか」みたいな下らないことを考えてしまいました。

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本館の地下金庫を見学できるということは、新館に別の金庫があるはずです。ならば、今の地下金庫がどれくらいの大きさで、どういうトビラを使っていて、いくらくらいのお金が入っているんだろう? いろいろ浮かんでくる疑問を案内役の職員の方に質問してみましたが、「それにはお答えできません」とのこと。次は現役で使われている金庫を見てみたいです。

撮影禁止だったので地下金庫の写真は撮れませんでしたけど、こちらのサイトで写真が見られます(http://ascii.jp/elem/000/000/204/204648/)。

見学コースは予定通りにちょうど1時間で終わりました。おみやげとして日本銀行のパンフレットとお札の切れ端をもらえます。これも千円札の切れ端でした。

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名称 日本銀行
URL http://www.boj.or.jp/about/services/kengaku.htm/
費用 無料
予約 電話で一週間以上前に申し込み(03-3277-2815)。
見学時間 月~金曜日。原則として9:45~、11:00~、13:30~、15:00~
住所 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町2-1-1
アクセス 半蔵門線 半蔵門線 三越前駅/東西線 日本橋駅

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