2011年08月15日

もっとも分かりやすいFP3級の教科書はこれ。用語や数字の詰め込みでなく、その意味をしっかり理解しよう

以前に「社会人の常識としてFP技能士3級レベルの知識はもっておきたい」という記事を書きました(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51581077.html)。FP技能士の試験では保険や年金、税金、不動産、資産運用、相続などお金にまつわる幅広い分野が対象になります。3級は各分野の基本的な知識を問われるもので、ファイナンシャルプランナーを仕事にする人でなくても勉強のために受験する価値はあると思います。

そう考えて、私の妹にもFP技能士3級の勉強をすることをすすめ、良さそうな教科書を探しに書店へ行きました。しかし、教科書は何十冊も出ているのに、私の妹に合いそうな教科書がなかなか見つかりません。確かにどの教科書も受験対策としてはよくできているのかもしれませんが、「お金の実際的な知識を身につける」という視点からはとても合格点をあげられないものばかりです。

たとえば、「投資信託って何?」「所得税の控除って何?」というレベルの基本的な疑問にこたえてくれないのです。ある程度の知識をもった上で受験対策をするならいいんですけど、「身を守るためにお金の勉強する。目標がないと勉強しないので合格をめざす」みたいな人には向いていません。

FP技能士の勉強で大変なところの一つに所得税の計算があって、所得の分類や所得控除の種類について覚えなければなりません。しかし、「なぜ所得を10種類に分類しているのか」「どうしてたくさんの所得控除があるのか」という説明がなく、いきなり細かい項目の説明に入っています。

イラストを入れたり、重要語句の色を変えたり、どの教科書も工夫をしていることは分かります。でも、本質的なことを書かずに、用語や数字がどんどん出てくるのは不親切すぎる気が。たぶん10ページも読み進む前にイヤになりますよ。どうも教科書を読む前の入門書が必要になりそうです。

店頭に並んでいる教科書をすべてチェックしましたが、その中でもっとも分かりやすく書かれていたのが「すぐわかる! FP3級 知っておきたい「お金」のはなし」です。単に試験対策で用語や数字を詰め込むのではなく、実生活においてさまざまな制度や商品がどういう意味を持っているのかも書かれています。分量が少ないように思えますが、この一冊を何度か繰り返して読み、その後に問題集を一回解けばFP技能士3級には十分に合格できるんじゃないかと思います。

すぐわかる!FP3級 すぐわかる!FP3級
東京リーガルマインド LEC総合研究所 FP試験部

東京リーガルマインド 2010-08-27

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