2011年08月30日

【大人の社会科見学 第4弾】お札と切手の博物館

前回の造幣博物館(http://moneylab.ldblog.jp/archives/51765651.html)は硬貨を展示していましたが、今回の「お札と切手の博物館」はその名の通りにお札と切手を見られます。場所は東京の北区。京浜東北線の王子駅から歩いて5分くらいのところにあります。入場は無料。月曜休館なので平日働いている人でも大丈夫。

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この博物館、以前は市ヶ谷にありましたが、2011年3月に現在の王子に移転してきました。博物館を運営しているのは「独立行政法人 国立印刷局」なんですけど、実は事業仕分けの対象となりまして不要な資産を売却することになりました。市ヶ谷時代に比べると王子の展示室はかなり狭くなってしまったのが残念。

展示室に入ってまず目に付くのが体験コーナーです。1億円の札束の重さを体験できたり、体重計にのると自分の体重が札束換算で何億円になるかが分かったり、顕微鏡があってお札に隠されたマイクロ文字を見られたり、気軽に楽しめるコーナーです。他にも1階展示室ではお札や切手の製造工程が紹介されていて、お札の原版やそれを作るための道具などが見られます。

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しかし、この博物館の見どころは2階です。お札と切手の歴史を紹介していて、日本で最初の紙幣と言われる山田羽書から始まり、江戸時代の各種藩札、明治政府が発行した太政官札やゲルマン紙幣など貴重な資料がいっぱい。明治以降に発行された紙幣については、ほぼすべてが展示されています。さすがに眼鏡百円は複製の展示でしたが…。

古銭ショップでも古いお札を見られますけど、これだけ多くのお札を時系列に整理された形で見られるのは博物館ならでは。お札というのは偽札との戦いの歴史であり、時代とともに偽造防止の技術が進化してきました。本物のお札を近くで見ると、印刷技術が進化してきた流れが実によく分かります。江戸時代の藩札でもかなり精密なんですが、明治期の紙幣だと今でも十分に通用しそうなほど高品位です。一方、太平洋戦争の期間中は印刷の品質がガクンと落ちるのがひと目で分かるほど。

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国立印刷局にはお札の基礎知識についてのページがあるので、事前に予習しておくと楽しさは倍増すると思います(http://www.npb.go.jp/ja/intro/)。

切手については、私はあまり興味がないのでよく分かりません。スペースはお札に比べると小さく、いろいろ見たいのであれば目白の「切手の博物館」の方がいいかも。でも、こっちは製造工程の紹介も見られるのが特徴と言えるかもしれません。あまり目立ちませんけど、旅券や国債なども展示されています。要するに国立印刷局で印刷しているものは一通り展示の対象になっているわけです。ちなみに2階は撮影禁止なので写真は一枚もありません。

王子までお出かけになったのであれば、ぜひ飛鳥山公園の中にある「紙の博物館」もおすすめです。お札も紙でできてますしね。他も飯田橋に印刷博物館というのがありますが、そちらの紹介はまた別の機会に。

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名称 お札と切手の博物館
URL http://www.npb.go.jp/ja/museum/
入場料 無料
予約 不要
見学時間 9:30~17:00。月曜日、年末年始は休館。
住所

〒114-0002 東京都北区王子1-6-1

アクセス JR京浜東北線/地下鉄 南北線/都電 荒川線 王子駅から徒歩約5分


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名称 紙の博物館
URL http://www.papermuseum.jp/
入場料 大人300円/小中高生100円
予約 不要
見学時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
住所 〒114-0002 東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
アクセス JR京浜東北線 王子駅 徒歩5分、地下鉄 南北線 西ヶ原駅 徒歩7分、都電 荒川線 飛鳥山駅 徒歩3分

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