2012年02月22日

銀行に行って25年前の休眠預金を解約してきた

先月に実家へ帰ったとき、20年以上も前の古い通帳が出てきた。近ごろ話題の休眠預金である。通帳の最後の行を見ると「8,280円」の残高がある。「ちょっとした臨時収入になりそうだ」と、すぐに銀行に持っていて解約することにした。

通帳によると最後の取引日時は昭和63年5月だから、今から25年も前のことだ。銀行の窓口で解約をお願いすると、「少しお待ちください」と番号札を渡された。こういう手続きは珍しくはないのだろう。特に何も質問されることもなかった。

しかし、「少しお待ちください」という言葉にもかかわらず、手続きが終わるまでずいぶん待たされた。10分くらいたって番号を呼ばれたので「意外にスムーズに終わったな」と思ったが、「キャッシュカードはお持ちでしょうか。もしなければ紛失届に記入してください」とのこと。そして、届けを書き込んでから再度番号を呼ばれるまでが長く、30分くらいは待っただろう。

そのわけは、戻ってきた通帳を見ると分かった。下の写真を見て分かるように、記帳されていなかった取り引き記録がボールペンで書き込まれている。古い記録を引っ張り出してきて、手書きで写すしかなかったようだ。これでは時間がかかるのも仕方ない。

残念だったのは8,280円の臨時収入があると思っていたのに、戻ってきたのは208円しかなかったこと。8,000円の引き出しが記帳されていなかったのだ。208円ではバス代にもならないよ。

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しかし、古い通帳はとにかく面白い。通帳には昭和60年3月から昭和63年8月にかけてのお金の出入りが記録されていた。高校2年生の春に通帳を作って、高校卒業後の1年間のブランク(要するに浪人)を経て、大学での初めての夏休みを迎えるまで3年あまりの記録だ。

高校2・3年のときは数千円という細かな出入りがほとんどだ。それが卒業後には万円単位の入金が何度か見られる。これはアルバイトを始めたので扱うお金の額も増えたため。外語大に入ったのは、このアルバイトのお金で海外旅行に行ったのがきっかけである。出発前日は興奮して寝付けなかったのを覚えている。

昭和63年の春には10万円を超える高額の取引を繰り返しているが、これは大学入学で東京に出てきたときの話。12万円の引き出しはおそらくアパートを契約したときのものだろう。家賃は月3万円だったから、敷金・礼金・前家賃・手数料でぴったり計算が合う。

8万円の引き出しはたぶん電話を引いたときかな。当時は電話加入権が7万2000円だった。もしかしたら秋葉原に冷蔵庫や炊飯器、掃除機を買いに行ったときかもしれない。ちなみに、実家に帰ったときに電話を引いたことを話したら、「電話加入権は質屋で買えばもっと安くすんだ」と父親に怒られた。

通帳を見ていると当時のことが次々に思い出される。未来には無限の可能性があると信じていた17歳から19歳のころの出来事だ。



at 12:56│Comments(0)TrackBack(0)雑記 
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