2012年05月13日

6月10日に第2回勉強会「フリーランスの貯蓄と資産運用」を開催します

6月10日(日曜日)に東京池袋の勤労福祉会館でフリーランス向けの勉強会を開催します。テーマは「貯蓄と資産運用」。収入の不安定なフリーランスでも無理なく貯金を増やしていく方法を考えていきます。

前回の勉強会では年金や保険などフリーランスの生活安定に役立つ制度を紹介しましたが、今回はそれを具体的にどう活用すればいいのかを取り上げます。勉強会について詳しくはこちらのページhttp://kokucheese.com/event/index/37504/)まで。

なぜフリーランスが計画的に貯蓄する必要があるのか

フリーランスが計画的に貯蓄をすべき理由は2つあると思います。

まずは「病気やケガなどのトラブルに備えるため」。会社員の場合、病気やケガで休業した場合でも有給休暇を使えますし、長期療養が必要なときは健康保険から「傷病手当金」が支払われます。これは最長1年半まで給与の3分の2を支払うというもの。たとえ病気が原因で退職せざるを得なくなっても1年半は手当金を受給できます。会社員の皆さんは自覚がないかもしれないけど、実は手厚い保護が容易されています。

一方のフリーランスは、病気やケガで仕事を受けることができなければ収入はなく、貯金を取り崩すしかなくなります。特に何カ月もの療養が必要な病気/ケガが怖いですよね。しかも、いったん仕事を断ってしまうと、その取引先との関係まで切れてしまうことも。元気になったからといってすぐに収入が戻るとは限りません。だから最低でも半年分の生活費、可能であれば一年くらいは収入ゼロでも暮らしていけるくらいの貯金は持っておきたいものです。

貯蓄をすべきもうひとつの理由は「やりたいことを貫くため」。「こんな仕事をしたい」と夢を持って独立しても、仕事にはどうしても波があります。すると生活費を確保するためには、気の進まない仕事まで引き受けざるを得ないこともあります。そうした仕事は時間がとられるわりには実入りが少なく、スキルアップをはかる余裕もなくなってしまう。気がついたら、本当に自分がやりたかった仕事がまったくできていない。

気乗りがしない仕事をすることほど大きなストレスはありません。そんなストレスから解放されたくて独立したのに、いざフリーランスになってしまったら「イヤな仕事」+「お金の心配」でストレスが倍増してしまった。私もストレスで精神的に追い詰められて、しばらくカウンセリングに通った経験があります。仕事自体がイヤだったというより、お金の心配から仕事を受けすぎてパニックになってしまったんですけどね。

貯金がそれなりにあれば、仕事が一時的に減ったときでも回復するのを待つことができます。また、スキルアップを図ったり、別の新しい取引先やジャンルを開拓する余裕も生まれます。「生活は大丈夫だろうか」と常にプレッシャーを感じずにすめば、仕事にもいい影響があるはず。無理に仕事を取りに行くこともないので、精神的に病むこともなくなるはず。だから、半年くらいは仕事がなくても生活に困らないくらいの貯金を持っておきたいのです。

フリーランスが効率よく貯蓄するためには

「分かった。明日からがんばって貯金するよ!」と思われるかもしれません。ところが、今まで貯金できなかった人が無理に節約して貯金しようとすると間違った道に進む恐れが。

フリーランスは自分の技術をお金に換える商売ですから、スキルアップの費用を削るべきではありません。また、食費とか光熱費を節約しようとすれば、すごく貧乏くさい生活になりがちです。いくら貯金を増やしたいからと言っても、ペットボトルがプカプカ浮かんだお風呂に入りたくはありません。しかもそんな節約法はストレスが多い割には効果が上がらないもの。なるべく仕事に影響を与えず、生活のレベルを下げないようにしながら、貯金にまわすお金を確保する必要があります。

では、どうすればいいのか。

まずは、家計を見直して「何が必要で、何がムダか」をはっきりさせます。明らかにムダと分かる費用を削るのはもちろんですが、それだけでは十分な額を節約できるとはかぎりません。限られたお金を有効活用するために優先順位を付ける作業も必要になってきます。

「節税に取り組む」ことも重要です。税金だけでなく、国民健康保険の保険料を減らすこともできます。「いっぱい税金を払って社会に貢献したい」という方もいらっしゃいますが、節税によって生活を安定させ、しっかり仕事に取り組むことで社会に貢献するという道もあるはずです。

もう一つは、節約によって生まれたお金を「効率的に運用する」ことです。運用とは言っても、株とかFXなどリスクが高い方法でお金を減らしては意味がありません。長期的な積み立ては公的な制度(確定拠出年金や小規模企業共済)、当面の生活費は積立定期などリスクが低い金融商品、というように目的に応じて運用方法を選択すべきです。

3つのポイントを上げましたが、どれが重要というわけではなく、すべて同時に取り組む必要があります。6月10日の勉強会では、具体的な方法も含めてフリーランスの貯蓄方法について紹介していきます。また、来月以降も月一回のペースで「フリーランスのライフプランニング」をテーマとした勉強会の開催を予定しています。

というわけで、ご参加をお待ちしてます。申し込みはこちらのページ(http://kokucheese.com/event/index/37504/)からお願いいたします。



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