2012年06月16日
フリーランスなら白色申告から青色申告に切り替えるだけで、年数十万円も節税できる可能性がある
フリーランスが避けて通ることができない確定申告ですが、青色申告ではなく、白色申告で済ませている人が意外に多いようです。それ以前に青色申告の存在すら知らない人も少なくありません。そういう自分も独立した当初は青と白の違いをよく理解していなかったので偉そうなことは言えません。
青色申告にすると何が違うかと言えば、税金や国保保険料の負担がぜんぜん違ってきます。青色申告に切り替えると、65万円の「青色申告特別控除」を受けられます。要するに経費が65万円分多く計算できるということ。
経費が65万円多くなるとどれくらいのインパクトがあるのか。そこそこの稼ぎがあるフリーランスを例に考えてみると…。
所得税 | 13万円 | 課税所得が330~695万円の場合 |
住民税 | 6万5000円 | |
国保保険料 | 5万5000円 | 東京23区の場合 |
介護保険料 | 1万1000円 | 東京23区の場合(40歳以上のみ) |
合計 | 25万円 |
もし青色申告に切り替えて軽減分を貯蓄に回したとすれば、10年後には300万円近くもの貯蓄ができることになります(今後も国保保険料は上がり続けるでしょうから)。
所得がもっと多ければ、所得税の税率が高くなるので節税の幅も大きくなります。記帳の手間はちょっと増えるかもしれませんが、絶対に青色申告にした方がいい。たとえ税理士に報酬を支払っても十分におつりが来るはずです。
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