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2012年12月23日

フリーランスの節税対策。急に売り上げが増えたら、小規模企業共済に加入すると税金を安くできる

フリーランスの一年目でそれなりの売り上げがあったとか、
何年もフリーランスをやっていて急に売り上げが増えたりすると、
次の年は税金や保険料がはねあがります。

まずは所得税。
これまで確定申告をすると源泉されていた所得税が戻ってきたのに、
売り上げが増えると反対に所得税を追加でおさめなければなりません。

また、住民税と国民健康保険は前年の所得で額が決まります。
つまり、今年の所得が増えると、来年の負担が増えるわけです。

そういうわけで、
売り上げが増えたときは今年中に節税の対策をしたいところ。
税金の負担を小さくするには課税所得を減らす必要があります。

課税所得を減らす方法は2つ。
1つ目は仕事の経費を増やすこと。
仕事で使うものがあるなら今年中に購入します。
大きな買い物をするなら今のうちに。

もう1つの方法は「所得控除」を増やすことです。
所得控除とは生きていくために必要な出費は所得から差し引くことができ、
その分だけ課税所得を小さくすることができます。

たとえば、収入がない配偶者や子どもを養っているなら、
人数に応じた一定額を所得から引き算することができます。
今から配偶者や子どもを増やすことはできませんが、
もし年金暮らしの親がいるなら、
扶養家族の扱いにすると税金を安くできるかもしれません。
(ただし親のもらっている年金の額が多いときはこの手は使えません)

国民年金や国民健康保険などの保険料も「所得控除」のひとつです。
保険料が未払いであれば年内に払っておきましょう。

同じように所得から控除できる出費としては、
「国民年金基金」「確定拠出年金」「小規模企業共済」の掛金があります。
しかし、「国民年金基金」「確定拠出年金」は今すぐに加入するとしても、
掛金の支払いは来年になるのでもう手遅れです。

今から対策するなら「小規模企業共済」しかありません。
申込用紙さえ手に入れば、
その日のうちに金融機関の窓口で加入申し込みと掛金の支払いができます。
小規模企業共済の掛金は月1,000円から70,000円の範囲で自由に決められます。
一年分の掛金をまとめて支払えるので、
今年中に掛金を支払えば課税所得を最大84万円を減らすことが可能になります。

課税所得が500万円の場合、
所得税と住民税の税率は30%です。
課税所得を84万円減らすことができれば、
税金が25万2000円も安くなります。

課税所得が1000万円なら税率は43%なので、
36万1200円を節税できることになります。

老後の備えをしながら税金を安くできるのが魅力です。
売り上げが急に増えて、しかも余裕資金が十分にある場合はご検討ください。
ちなみに今年は、金融機関の窓口は12月28日まで開いています。



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