2013年05月21日

住民税や国民健康保険料を払わないまま放置するとどうなる?

大家族のドキュメンタリー番組で有名なビッグダディこと林下清志さん。税金未納で差押をくらったというニュースがありました(http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20130520/enn1305201531011-n1.htm)。

「3月に預金を差し押さえられちゃったんだよ。岩手に家を探しにきていた時に、金がなくなったんで預金をおろそうと思ったら、残金が“0”になっていた。“いくらなんでも、0はねえだろ”と思って記帳したら、カタカナで『サシオサエ』って印字されて出てきたの。初めてみたよ、そんなの…」
税金の未払いが2年も続いたことが原因だった。清志さんの未払い額は、100万円にまで膨らんでいるという。

税金の取り立ては厳しいです。税務署(及び自治体)は「自力執行権」というのを持っていて、裁判所を通すことなく滞納者の財産を差し押さえることができます。ずっと税金を支払わずにいると、まずは「督促状」が送られてきて、次に「催告書」や「差押予告書」といった書類が届きますが、「どうせ脅しだろう」と甘く見ない方がいいです。税務署は銀行預金の入出金の履歴を調査することもできるので、入金がありそうなタイミングをねらって預金を差し押さえてきます。

フリーランスの場合、所得税は源泉徴収されることが多いのであまり気にすることはありませんが、問題になのは住民税と国民健康保険です。3月15日までに確定申告をすると、6月上旬には住民税と国民健康保険の通知が送られてきます。この2つは前年の所得をもとに金額が決まるので、去年の売り上げが大きかった人は今年の分が高くなります。所得税の還付金を受け取ったけれど、その分が丸ごと住民税と国民健康保険で消えてしまう人も多いはず。

フリーランスを何年もやっていると「そろそろ通知がくるころだな」と分かるのですが、フリーランスになって間もないときは何十万円という通知が送られてきてビックリすることに。しかも6月初旬に通知が来て、6月末には第1期の納期限がすぐに来るというスケジュールです。

期限までに払えなかったときでもすぐに差し押さえということはありませんが、ずっと放置しておくのは危険です。なるべく早めに自治体の窓口に相談に行った方がいいです(相談窓口の連絡先は督促状や催告書などに書いてあります)。一度に支払えないときは分割で支払うこともできるし、もし売り上げが急に落ち込んだとか病気で働けないといった理由があるときは猶予を受けることもできます。

ちなみに何もしないで放置しておくと、納期限を過ぎた部分には延滞税(年14.6%)がかかるので、引き延ばした分だけ支払う額が増えていきます。猶予を受けたときはこの延滞税が免除されることもあるので、とにかく早めに相談すべきです。

「税務署(国税)に比べると自治体(地方税)の徴収は甘い」とも言われていましたが、それを信じて逃げ切ろうとすると痛い目にあいます。2007年に所得税から住民税への税源移譲が実施されたことをきっかけに、徴収態勢を強化した自治体も増えています。ある程度の売り上げがあるフリーランスなら何十万円という額になるはずなので、たぶん見逃してはくれないんじゃないでしょうか。

また、住民税と国民健康保険の徴収を一元化するといった取り組みもあります(http://www.pref.chiba.lg.jp/shichou/gyousei/gyouseikaikaku/hunabashi.html)。「税金は払っているけど、国民健康保険はほったらかしにしている。どうせ病気しないし」なんてこともそのうちできなくなるかもしれません。



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